デスクワークが多い方にとって、腰痛が悩みの種となることは多いのではないでしょうか?
腰痛は一度起こると、なかなか治らない上に常に痛みが伴う辛い症状です。ひどいと日々の業務にまで影響することも多く、まさにオフィスワーカーの敵と言っても過言ではありません。
ここでは、腰痛になりにくい椅子に座るときの姿勢について詳しくご紹介します。
腰痛は、「腰への負担」が原因で起こることは誰しもがご存じでしょう。しかし、その「負担」がどのように腰痛を引き起こしているかを知る方は案外少ないものです。
辛い腰痛を防ぐためにも、まずは原因をより正しく把握していきましょう。
無理な姿勢や均整が取れていない姿勢は、知らないうちに腰へ多くの負担をかけます。
腰へ負担がかかると、「筋肉が硬くなる」「乳酸が蓄積する」などの症状が現れ、これらの要素が重なることで腰痛が引き起こされます。
筋肉が硬くなると周辺の血行が滞り、「コリ」として痛みや重みなどの症状が現れ、乳酸は腰へかかった負担の疲労回復を遅延させます。
1.座面全体に深く腰掛け、背もたれに軽く背中を当てる
2.あごを引いて頭を真っ直ぐにする
3.膝を90度に曲げて閉じ、太ももを揃える
4.膝の関節が股関節よりやや高くなるよう、椅子の高さ調整をする(なければ踏み台を置く)
5.机と体は真っ直ぐ向き合い、距離を一定に保つ
6.足の裏はかかとまでしっかり床につける
タオルやクッションを使った姿勢矯正:
姿勢に自信がなく、治す意識もすぐに切れてしまうという方におすすめです。背もたれと背中の間にタオルやクッションを入れ、姿勢(猫背や前屈みなど)によって落としてしまわないように意識しましょう。姿勢が崩れた際に気がつきやすく、繰り返し行うことで姿勢を良くしていけます。
定期的に立ち上がる:
1時間に1回を目安に立ち上がるだけで、腰への負担を軽減できます。筋肉の凝り固まりや乳酸の蓄積を未然に防げるため、腰痛対策になります。
腰のツイスト:
仕事柄、立ち上がるのが難しい方などは、定期的に腰のツイストを行いましょう。
ただし、回しすぎて毎回骨がならないように注意しましょう。
チェアの見直し:
腰痛対策には上記、体のエクササイズは欠かせませんが、その上で今お使いの椅子を見直してみることも有効です。
事務チェアは同じようなデザインであっても金額が全然違うということがままあります。その違いは何か?それはやはり座り心地です。近年オフィス家具メーカーは人間工学に基づき、座る人の体格に合わせ腰や背骨に負担のかからない姿勢を保つことができる(サポートする)椅子を開発・製造しています。同じようにみえても背もたれに腰をサポートするベルトが内蔵されていたり、座圧を分散するクッション材が付いていたりとその方法はメーカーにより様々ですが、金額の差はそういった構造の違いにあります。
椅子選びは「安い!」「デザインがいい!」だけではなく「体にいい!」も選択の基準に加えてみてください。
座り心地を確かめてから購入したいという方にはメーカーのショールームにて体験が可能です。(※座りたい椅子の展示の有無について事前確認が必要です)
腰痛を感じたときは、既に腰へ多くの負担がかかっています。
どんなに気を付けても腰への負担をゼロにすることはできませんが、少しでも負担を軽減できる姿勢・座り方、椅子選びを意識して、腰痛に悩まされない日々を送りましょう!
今、IT系企業を中心に流行っているデスクが「ブーメランデスク」です。
腰痛対策とは直接的には関係はないですが、モニターを3台置いて椅子のひねりだけで各画面をみることができたりと腰に負担をかけない使い方もできると好評です。
その他メリットがいろいろとありますので詳しくは下記のブログもご参考ください。
その他、オフィス空間デザインでは様々なオフィス家具を取り扱っています。こちらのページもご覧ください。
取り扱いオフィス家具へ