コンセントや通信機器、OA機器などの配線用の空間を、床を二重にすることで確保した仕様の床のことを指します。フリーアクセス、二重床とも呼ばれています。
OAフロアを導入することで床面に配線が露出しないため、オフィスの見た目が向上し、すっきりとした空間になります。見た目だけでなく、配線に足や椅子が引っ掛かり、断線してしまうという心配もなくなります。
またレイアウト変更を行う際も、机や棚の移動をスムーズに行うことができます。
OAフロアの種類は多数あり、素材や形状によって費用や主な使用目的、耐荷重等が変わってきます。
(画像左)樹脂タイプ:比較的低コストでの導入が可能ですが、
一箇所に大量の配線を通す場合には不向きです。
(画像右)スチールタイプ:床下の空間を広く取れる為、大容量の配線が可能です。
50cm角に裁断加工された、1枚1枚が独立した絨毯です。コンパクトなので運搬、施工、取り替えが用意で部分的にはがすこともできるので、OAフロアの仕上げに使用されています。汚してしまっても部分的に洗ったり交換したりできるので、メンテナンスも楽にできます。
【素材】
ナイロン・・・耐久性・耐摩耗性に優れているため、人の行き来が多い場所によく使われます。
ポリプロピレン・・・復元性はナイロンより劣り、へたりやすい素材ですが、ナイロンより軽量で安価です。
ウール・・・・価格は高価ですが、汚れ、ヘタリに強いです。色艶と気持ち良い肌触りが味わえます。
【パイルの形状】
(画像左)ループパイル・・・弾力性があり、復元性にも優れています。業務用のタイルカーペットの多くが
このタイプです。
(画像右)カットパイル・・・ソフトで軟らかい肌触りですが、弾力性や耐久性はループパイルに劣ります。
歩行量の少ない重役室などに使用されます。
フロアタイルとは塩ビ素材で出来た薄いパネル状のフロアタイルです。
正方形や長方形(細長)で石の柄や木目調、など様々な種類の柄があります。
価格がフローリングに比べて安い割に、見た目はリアルで本物と見違えるほど、リアルな質感です。
オフィスのサーバールーム、会議室、エントランスやリフレッシュルーム等用途は様々です。
塩ビを用いた長尺シート状の床材。
ビニールの表面材にクッション材が裏打ちされているので、適度な弾力性があります。
耐水性に優れ、汚れにも強いのが特徴です。ただ置くものによってはヘコみや跡ができてしまいます。また、熱に弱いのも欠点です。
塩化ビニル樹脂を配合した30cm角のタイル状に加工した硬質の床材です。
強くて丈夫なのでオフィスや店舗、学校など土足の場所に使われています。
オフィスの床がフローリングだったらとてもおしゃれな雰囲気になります。
OAフロアの仕上げに使用できる種類の商品もあります。
天然無垢フローリング・・・本物の木なので重厚感がある。調湿効果があるためあたたかみが感じられます。
ただ価格は高めです。
合板フローリング・・・いくつかの木を貼り合わせて、木目が入った無垢を一番上の表面部分に張るため、
本物の木と違いはわかりにくいです。天然無垢フローリングより価格は抑えられます。
フローリングタイル・・・OAフロアの上に貼れるフローリングタイル。タイルカーペットよりも
お手入れが楽です。コーヒーなどの飲み物をこぼしても
簡単に拭き取ることができます。
フローリング調塩ビタイル・・・木目がプリントされた塩ビタイルです。本物の木とは違って
水などをこぼして収縮してしまうことがありません。
また、プリントされているだけでなく本物の木材のような凸凹もある加工が
施されているため、より本物の木に近い見た目です。
2016年11月21日 3:14 PM | カテゴリー: お役立ち情報 | タグ: